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銀座通り
作詞・作曲/平 明太
 
 
電器屋の二階の喫茶店(さてん) お気に入りの席に座り
駅までの道が真っすぐに見える この場所で
彼女とのデートやもっとずっと昔のことなんかを思い出していたんだ

覚えているかい? 中学の頃
キャンプの相談で集まった丸伊のパーラー
夏の盆踊りが人波であふれていたのは
あの頃がたぶん最後だったね

銀座通りにたたずんで 人の流れながめてた
今はもうあの頃の僕らはそこにいないけど
青春の泣き笑いがしみついた道
踏みしめて静かに家路を歩き出す


呉服屋の三階にはゲームコーナーがあって
悪ガキがズルしていたっけ 僕はしないさ
お祭りの夜は長い長い夜店を駆け回り 疲れを知らずに

覚えているかい? かき氷の味
お化け屋敷なんか怖くないと強がって
映画館が消えてスーパーが出来た頃には
走り出すことしか知らなかったね

銀座通りを横切って となり町へ買い物に
いつからかこの場所に足を止める数は減ったけど
この町で育ってきたかけがえのない日々を
この胸に刻んで明日へ歩き出す

銀座通りの片隅で 時の流れ見つめてた
今はもうあの頃の賑わいはそこにはないけど
銀座通りは今日もまた行き交う人々の
変わらない笑顔があふれている場所
 
 
 

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