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ヒュルル
作詞・作曲/小坂 哲
 
 
ふと気付いたら其処彼処で
空気の粒が色を変える

過ぎ去ったはずの日々を連れて
君は飛んで来るの

川辺をすりぬけた ふたりの足跡を
白い朝靄が辿っている

ヒュルルルル 風の香りがしたら
ヒュルルルル 巡る いつかの季節
風景画のようにあの日から歩き出せないまま


耳をすませばその予感に
揺れる木の葉が囁いてる

捨て去ったはずの想い出さえ
君は知っているの

舗道を駆け抜けた ふたつの足音を
いま砂埃が追いかけてく

ヒュルルルル 風に髪が揺れたら
ヒュルルルル 運ぶ いつもの季節
キャンバスに眠ったあの時が動き出そうとしてる


ヒュルルルル…
 
 
 

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