凡例

いくつか、表記について法則を決めておきます。

【I】【K】【O】
イントロ、間奏、アウトロ。

【A】【B】【C】【D】
Aメロ、Bメロなど。独断と偏見により、「サビ」と判断した部分はCメロとする。よって【C】→【A】→【C】のような並びになる事もある。

[X=1小節]or[X=2拍]
基本的にコード1個分が1小節であるが、チェンジが細かい曲に関しては最初に2拍分であると宣言する。

Original Key:F/Sheet:C
オリジナルキーと、簡略化する為に移調して書いてある場合はそちらのキー。FとCならば、カポ5で原曲キーとなる。

Hi:g
歌の最高音がg(ソ)であるということ。それぞれ自分の最高音を把握しておき、移調の参考にする。地声と裏声の最高音がそれぞれある場合、後者を「fal」(ファルセット)と表記する。

Am→G
矢印は、普段のコードの半分の長さで次に移る事を示す。[X=1小節]と宣言されていれば、2拍でチェンジ。
(変拍子がからむ場合はその限りではないので、本文を参照のこと)

Am-G
ハイフンは、普段のコードの半分の更に半分の長さを示す。[X=1小節]と宣言されていれば、1拍分。

Am(7)
丸カッコでテンションが囲われている場合は、完全にそのコードでは弾かずに、「飾り」として部分的に弾く。

Fa9 = Fadd9
単に2文字省略してスペースを節約しただけである。

F/G = FonG
スラッシュはオンコード。アッパー・ストラクチャー・トライアド(合体コード)を斜線で書いてしまう場合もわずかにあるが、大抵それを明示したければ水平線で上に乗せる。

M = maj = △
メジャー7th・メジャー9th系の表記。
「m」と「M」を手書きで書き分けると見間違いがちなために、他の表記が奨励されるべきと思う。
(アメリカではマイナーを「Min」と書いたりもするらしいが、世界的にはあまり使われない)

Φ = m7-5 = m7♭5
ジャズでは「ハーフディミニッシュ」と呼ばれるコード。丸に斜線を引いた図形で略されるが、数学のファイ(Φ)で代用してもいいと思う。

aug ≠ +5
オーギュメントとシャープファイブは厳密には違うコードである。
基本構成音は同じだが、+5の場合は一瞬元の5thに戻ったり、違う楽器同士が5thと+5thを同居させていたりする。
作曲者の狙いを汲んで区別する。

dim ≒ dim7
ディミニッシュは基音から3段だけ積んだものを呼び、dim7で初めて4段積んだ和音とする流派もわずかに存在する。ただ、たいていの場合はdimだけで4段積みを表現していると見てよい。

C⌒Am
後ろのコードへシンコペーションで入る指示。


終盤のコードを繰り返しながらフェイドアウト。
原曲でフェイドアウトしていても、弾き語りでは自己流でシメるしかない。